処理1 > 処理2 > 処理3のように複数のAjaxを直列実行しなければいけなくなったとき、以下のようにコールバックがネストしていってガチガチのコーディングになってしまう。このネスト構造、API1とAPI3の順番を入れ替える修正とかイヤになりますね。
今回はこういう処理をキレイに可読性高く記述しようという話。
$.getJSON('path to API1', function() { |
jQuery.Deferredを使おう
これらを解決するためにjQuery.Deferred
を使用します。
jQueryのAjaxはPromiseオブジェクトを返してくれるので下のようにタスクを定義します。
var task1 = function() { |
pipe()
でつなげればシーケンスにタスクを実行できます。resolve
なんだけどレスポンスを見てエラーとしたい場合はdoneのコールバックの中で
return $.Deferred().reject('error!').promise(); |
として、新しくreject
したPromiseを返すと良いです。
これで簡潔にAjaxの直列処理を記述することができました。jQuery.Deferred()
スゴいネ!
もっと簡潔に書きたい
しかし、まだ違和感がありまして。。
この書き方だとtask1とtask2、task3でレベル感が違いますね。もっとこう、それぞれのタスクを同じレベル感で書きたいわけです。
pipeにはPromiseオブジェクトを渡せばいいので、大外でPromise返すとタスクのレベルが同じになります。
var dfd = $.Deferred(), |
これでtask1、2、3が直列処理されているんだな感が出てきました。
さらに簡潔に書きたい
でも、まだ違和感がありまして。。。
- いちいちDeferredオブジェクト生成したくない
- resolveを間違って消されるかも
- ユーザータイプでtask2をすっ飛ばすとか
- ステータスによってtask2とtask3の間にconfirmいれるとか
- そもそもpipeとか書きたくないとか
では、タスクを渡したら勝手に直列処理してくれる関数あったら簡潔に分かりやすく書けるのではないか。ということで以下。
// jQuery のメソッドとして mixin |
使い方は以下。
$.sequence(task1, task2, task3) |
勝手に思っておりますが、いい感じです。
そこはかとない直列感です。
可変なタスク配列を渡したいときはapply
使って
$.sequence.apply($, [task1, task2, task3]); |
とすればよいです。
task1、2、3は直列処理だけど、task4は並列とかは
$.when( $.sequence(task1, task2, task3), task4() ); |
でいけます。
おわりに
pipe()
はjQuery 1.8以降 非推奨 となったのでthen()
を使うようにしましょう- Deferred については以下の記事が非常に参考になります